2016年ジュネーブモーターショーで注目を集めた必見の7台!最速の一台や超高級SUVなど
21 3月, 2016
600万円台から手に入るポルシェということで話題のマカン。その中でも最上位モデルであるマカンターボの走りやインテリア、他のモデルとの違いや評価を紹介したい。
ポルシェのマカンの中でも、最上位モデルのマカンターボ。ベーシックなマカンやマカンSに比べれば、エンジンのパワーは、明らかに違う。デザインや搭載技術も、最上位モデルだけあったもっとも充実している。
しかしマカンターボが9,970,000円、マカンSが7,190,000円、ただのマカンが6,160,000円と、200万~300万の価格差があることを考えると、日常生活で使う人にはターボは高いといわざるを得ないだろう。
というのも、日本で乗ることを想定すると、マカンターボのパワーを充分に実感できるほどのスピードを出せる場所がほとんどないからだ。街中やオフロードで走ることを考えたら、マカンSで充分だろう。
※2015年マカン(モデル総合)のレビューについてもっと読む。
you’ll be hard pressed picking the range-topping Turbo from its less-expensive Porsche Macan siblings. -CarAdvice
手ごろな他のマカンシリーズよりも、一番高いターボを選びたい気持ちがグッと強くなるだろう。
Our first impressions of the Macan Turbo reveal many talents, including impressive off-road dexterity, autobahn-speed stability, and Porsche-worthy performance on the track -Car and Driver
第一印象から、マカンの優れた面を色々と感じることができた。オフロードでの対応力、アウトバーン速度での安定性、そして流石はポルシェと言わしめるトラックでのパフォーマンス。
誤解がないように最初に言いたいが、マカン自体が非常に素晴らしい車で、どのモデルも充分素晴らしい。コンパクトSUVの中では、間違いなくトップクラスの性能とデザインを誇っている。
ただ、乗り比べてみると、ターボの良さが引き立って見える。
例えばインテリア一つをとっても、同じようなボタン類の配置であるにも関わらず、使われるレザーの量や素材、ライト類の違いなどでターボの方が高級に見える。キーレスエントリーやBOSEのスピーカーなど、標準装備にも差は出ている。
しかし中でも差を感じたのは、その走りだった。繰り返しになるが、Sでもパワフルな走りを楽しむことはできる。だがテスト用コースでスロットルを踏み込んだ時には、その差を如実に感じる。ターボのエンジンの力強さを体全体で感じたといっても過言ではない。最高速度や、そこまでの加速の速さにも大きな差を感じた。
ただ、この差はあくまでテストコースでの話。街中で走ってみると、それほど速度を出せないせいか、ターボとSに大きな差は感じなかった。カーブなどでは、かえってSのシャープでありながらもスムーズなコーナリングが魅力的だった。
つまりは目的によるのだろうが、街中やオフロードで走ることが多い、日常生活のための車を考えているのなら、価格も手ごろなマカンSでも充分だろう。しかしながら高速や、時にはサーキットで「走り」を楽しむための車が欲しいなら、1000万円払ってでもターボにするべきだ。
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