2015年 新型ボルボS80の走り・試乗レビュー・口コミ

S80は、スウェーデンの量産乗用車メーカーとして唯一存続しているボルボのラグジュアリーセダンであり、フラッグシップカーである。
派手なアピールポイントはないが見逃せない存在だ。
ボルボS80 評価ポイント
- 伝統の堅牢なボディによる安全性にハイテクによる安全性も加わった。
- リアシートは大人3人が座っても大丈夫な広さである。
- ロングセラーならではのバーゲンセール価格である。
マイナスポイント
- デビュー時は新鮮だったデザインも今では地味に感じる。
- ハンドリングは走らせる楽しさへのこだわりがない。
新型S80 総評・燃費性能
2006年に実施したフルモデルチェンジから既に9年が経っているが、車載コンピュータの改良で対応できるデジタルテクノロジーでは、セイフティもインフォテイメントも最新ライバルに負けていない。 ※1番目の動画参照
デザインは時代とともに洗練されているライバルより古いことは否めず、そのハンディをはねのけるため価格体系は大胆だ。
分かりやすくBMWで例えるなら5シリーズに近い快適性でありながら3シリーズに近い価格体系だ。
※新車で42,375 ~ 49,975 ドル(※500万円前後)
そのかわり、シャシのハンドリング性能はこれといった特徴がなくて平凡である。
一方、駆動系は燃費志向とパワー志向の2種類から選べる。 ※EPA審査値
- 直4 – 2.0Lターボ ⇒ 8速AT ⇒ FF、 240hp、 city 10.6km/L, hwy 15.7km/L
- 直6 – 3.2Lターボ ⇒ 6速AT ⇒ AWD、 300hp、 city 8.1km/L, hwy 11.9km/L
後者はさりげなく250km/hを出せて高速ツアラーとしての資質は十分だ。
ゆとりのボディサイズが実現している良好な居住性は高い評価を勝ち取っている。
※全長4850mm、 全幅1860mm、 全高1495mm、 ホイールベース2835mm
海外の口コミ・試乗動画
冬景色の中を駆け抜ける走行シーン、インテリア、安全装備の数々を見てみよう。
I have the s80. It’s a really comfortable, reliable, well built cruiser. That’s what it is. No more, no less.
(S80に乗っている。本当に快適で故障がなくて良い仕上がりで遠乗りにはぴったりだ。それ以上でもそれ以下でもないけどね。)
This is one of my favorite cars. So comfortable but this model looks pretty old even though it’s new. I think Volvo need to tweak the design and it’ll be great.
(とても快適で好きな車のひとつだ。でもマイナーチェンジしても古さは隠せないなぁ。フルモデルチェンジに期待しているよ。)
great car under the skin…but is a bit outdated in terms of design both exterior & interior…I ‘d love to see Volvo coming back with great design since it’s the only Swedish player on the field left…
(中身はとてもいいけどエクステリアもインテリアも見た目はもう古いな。ボルボにはフルモデルチェンジで復活してもらいたいよ。スウェーデンで最後に残った量産乗用車メーカーだからね。)
レビュー動画
次は、イギリス人のレポーターによる日常の快適性を重視したレビューで、なんとなくユーモラスな味わいがある。