レクサスRXやNXのハイブリッド、BMWのX3ディーゼルモデルなどは低燃費であることが想像に難くないが、ガソリンエンジンのモデルで燃費が良いSUVはどれなのだろうか。そこで今回は、ガソリンエンジンで低燃費なモデルをランキング形式でご紹介したい。
燃料消費率JC08モード17.2km/リットルという高い燃費を誇るMINIクロスオーバー。ただしこれはMINIワンクロスオーバーのマニュアル車の時の数値であり、オートマだと13.8 km/リットルという数値になるので注意が必要だ。
コンパクトとはいえ、Cセグメントの車としては充分な全長4105mm×全幅1790mm×全高1550mm。この大きさのおかげで、ミニとはいえかなり車内の居住性も高い。またカーゴスペースもリアシートを倒せば1000リットルを超えるため、実用性という点でも申し分ない。走りもミニらしく軽快で、それでいて衝撃やノイズが緩和された、クロスオーバーらしい重厚感も備えている。
ベースグレードのGLA180の燃費が16.0km/lのGLAクラス。最も燃費性能が低いGLA250 4MATICでも14.0km/lと、グレードを問わず高い燃費性能を実現している。SUVながらスタイリッシュさを担保するために車高が低く作られており、これも低燃費に繋がっている。またマニュアル車は設定されていないため、数値は全てオートマ車のものである。
そのサイズは全長4430mm×全幅1805mm×全高1505mm。SUVとしてはコンパクトではあるが、日本の街中で走っていると決してコンパクトとは感じないサイズ感。ラゲッジ容量は通常時でも421リットル、リアシートを倒すと1235リットルと、SUVらしさも備えている。乗り心地は洗練されており、快適そのもの。
Q3の1.4 TFSIが17.4km/lという低燃費をマークしているアウディQ3。そのサイズは今回ランクインしている3台で最も大きい全長4385mm×全幅1830mm×全高1595mm。にもかかわらず高い燃費性能を実現しているのは、アウディの高い技術力の賜物だろう。ただし排気量が2リットルに拡大すると、燃費は12.7km/lまで下がるの注意が必要だ。
その走りはやや硬く、毎日の通勤用というよりは、高速を走るのに向いたセッティング。ボディの大きさを活かした重厚感のある乗り味である。またアウディならではの高いデザイン性も健在であり、アウディのSUVで最も小型であることを忘れさせる佇まいがある。
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