メルセデスAMG C63販売受付開始!:Cクラスベースの高性能セダン・ステーションワゴン
28 5月, 2015
自動車を購入した時、あるいは購入したいと考えている時に思わず気になってしまいがちなのが「人気」。今回は、先日パーク24株式会社が発表した「憧れのクルマメーカー」ランキングの結果と注目の車種について紹介する。
このランキングはパーク24株式会社が会員制サービスの会員に対して「もし仮に、お金や生活の問題を一切抜きにしてなんでも好きなクルマを一台プレゼントと言われたら」という質問をした結果として得られたものである。会員が保有している自動車の車種はミニバンや軽自動車が多く、平均的な所得を得ている一般家庭が中心と考えられる。
堂々の第1位に輝いたのはドイツの自動車メーカーであるBMW。車の価格は高すぎず、スポーティな走りや見た目のものが多いことから最近は若年層からの人気が高く、また女性からの人気も高い。
BMWの一番の魅力はその走りだろう。豊富なオプションの選択肢も魅力的だが、これに加えてBMWが生み出す車はドライバーと車の一体感を感じさせてくれるような走行性能を持っている。動きもどちらかというとアグレッシブで、生き生きとした印象である。
注目の車といえば、最近新しくなったこの2台だろう。
第2位に選ばれたのは、スーパーカーの代名詞ともいえるフェラーリ。数千万円から数億円という価格はなかなか出せるものではないが、その価格に匹敵する圧倒的な存在感を持っている。スタイリングも走行性能も他では真似できず、まさに憧れの中の憧れという存在だろう。
お値段が高いだけあって、購入やアフターケア、利便性に対する配慮などが手堅い。最近の販売モデルは顧客のニーズに応えて細かなカスタマイズが可能である他、購入後は7年間も無料で定期メンテナンスを受けることができる。また、実は初めてアップルCarPlayのハンズフリーシステムを市場に送り出したのもこのフェラーリだ。
おすすめの車は、間もなくモデルチェンジもするこの人気モデル。
総合力の高さで定評のあるメルセデス・ベンツは第3位。定番人気のCクラスやEクラスの他にも、最高級サルーンとして有名なSクラス、300万円弱から手に入るAクラス、高級ミニバンのVクラス、ハイパフォーマンスモデルのAMGにSUVも増えてきており、現在はかなり多くの種類が展開されている。
全体の販売価格の傾向もあって購入者の年齢層としてはどちらかといえば高めであるものの、最近はスタイリッシュなモデルも多くなっており、特にここ最近はSUVの開発に力を注いでいるので今後は若年層からも人気が出そうだ。燃費や走行性能のバランスなどを考えても長く乗りたくなる車が多い。
注目の車としては以下の2車種を紹介する。
意外にも人々からの憧れが強そうなイメージのポルシェは4位。滑らかなボディラインとパワフルな走行性能を持つ911シリーズやパナメーラなどは個人的にもずっと憧れの車だったが、少々高すぎて遠い印象もあるのかもしれない。しかしながら、最近は700万円弱で購入できるコンパクトSUVのマカンが爆発的な人気となった。
イタリア製のフェラーリに比べると堅実さのあるドイツ製のポルシェ。見た目もフェラーリとは全く異なる方向で滑らかな印象の車が多い。最近はEVの開発などにも乗り出しているのでそちらも楽しみである。
注目の車は、やはりこれだろう。
最後に登場したのはアウディ。こちらは若年層、高年層のどちらにも安定した人気があるが、最近は若年層からの人気が特に高いようだ。ラインナップはベンツやBMWに比べると少々乏しいものの、独自開発の四輪駆動方式クワトロシステムや軽量化の工夫など先進的な技術が魅力的である。
SUVに関しては特に種類が乏しかったアウディだが、来月末にQ3とQ5より大きなサイズのQ7が日本でも販売開始となる他、最近はQ2も開発しており、さらにEVのQ6 e-tronも開発中である。こちらも注目していきたいところだ。
現在販売している中での注目は、フルモデルチェンジしたこの車。
今回のランキングから見ると、一見憧れの中の憧れ!といえそうなフェラーリやポルシェが1位でなく、ちょっと頑張れば手に入る価格帯の車を多く販売しているBMWが1位だった。また、ベンツやアウディもBMWと似たような価格帯の車を数多く扱っている。アンケートに回答した人々の所得を考えると、フェラーリまでの贅沢はできないと思ったか、ファミリー層が多かったことにより何だかんだで実用性を重視する傾向が強かったかもしれない。
アメリカの富裕層の間ではテスラなどが人気なのだが、日本ではまだまだこのランキングに挙がった五つのメーカーの人気ぶりが強いようである。どれも立派なメーカーだが、それぞれの傾向はあるのでそのあたりを見極めて車選びをしていきたいところである。