メルセデス・ベンツGクラス試乗レビュー(2013年式):その走りは?中古車の在庫や価格は?

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オンロード重視のスタイリッシュなSUVが多数派を占めている今日にあっても、ミリタリーなテイストと高いオフロード性能で際立った存在感を放っているGクラス。コアなファンが多い一方で、GLクラスと並びメルセデス・ベンツSUVの最高峰をなしているだけあって、新車価格も1000万円を超える。そこで、新車よりは手が届きやすい中古車の中でも、今回は年式も比較的新しい2013年式の試乗レビューをご紹介したい。

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総評

コアな人気があるため、中古車市場でも比較的価格が高止まりしており、決して気軽に購入できるだけではないGクラス。燃費性能も悪いため、コストパフォーマンスが高いとは言えない。ただしリセールバリューは高いため値崩れの心配は少なく、頻繁に乗り換える人には嬉しい。

パワフルな加速は海外でも高い評価を得ている一方で、勘を掴むまで時間がかかるため暫くは操作しにくいと感じることが多いだろう。また、オフロード重視であるため、乗り心地は快適とは言いにくい。しかしGクラスの価値は、今日的な快適さや操作性を追いすぎておらず、古き良きオフローダーとしての色を強く残している点にあるのだろう。

ちなみにこのサイズのSUVはメルセデス・ベンツのGLクラスを含め7人乗り対応であることが多いが、Gクラスは5人乗りのみなので注意が必要だ。

It undeniably throws practicality and sensibility out the window. Yet the 2013 Mercedes-Benz G-Class remains as much an object of desire as it does one of derision.–Edmunds
2013年式のGクラスが実用性や繊細さといった観点を放棄していることは否定しようがない。それを下らないと馬鹿にする人もいるが、それでもGクラスは憧れの的であり続けている。

2013 Mercedes-Benz G-Class

評価ポイント

  • 高いオフロード性能
  • 力強い加速
  • 高級感のあるインテリア

マイナスポイント

  • 慣れるまでは扱いづらいハンドリング
  • 燃費性能の低さ
  • 荒れた路面でのラフな乗り心地

2013 Mercedes-Benz G-Class

試乗レビュー

2013年式のGクラスはAMGも含めて3グレード構成。V8エンジンを搭載した定番のG550に加えて、エントリーグレードとして3リッターのターボ付き直列6気筒エンジンを搭載したG350 BlueTECがラインナップに追加されている。加えて、AMGがチューニングしているG63 AMGも用意されている。

新たにラインナップに加わったG350 BlueTECは、燃費性能の高さと軽やかな走りが魅力的ではあるが、乗り比べてみると、やはりGクラスはV8エンジンが良い。充分なパワーと、「流石はメルセデス・ベンツ」と言いたくなる迫力ある加速を感じさせてくれる。ツインターボ付きV8エンジン搭載のG63だと、そのスピードは空気抵抗が大きそうな角ばったボディからは信じられないほど速い。

ただし環境性能という点に関しては、角ばったそのフォルム、やや重ためのボディも手伝って、このサイズのSUVとしても燃費は平均以下。燃費に限った話ではないが、実用性を求める人にはGクラスは向かないという典型例の一つだろう。

走りについても同じことがいえて、慣れるまでは運転がしにくい。荒れた路面では、地面の衝撃がそのまま伝わってきて、快適とは言い難い乗り心地。ハンドリングは重たく、ステアリングも特有の柔らかさがあるため、最初は正確な操作ができない。しかし一度その操作感に慣れてしまえば、ステアリングに関しては柔らかさを活かした絶妙な調整ができるようになる。

どのグレードもフルタイム4WD搭載で、高い駆動力も手伝ってオフロード性能は抜群。泥道も、岩がちな道も、難なく走りこなしていくことができる。またオフロード走行を支える安全性能が充実している辺りはメルセデスらしい。

近年のGクラスの傾向として排気量の拡大とインテリアの高級化が挙げられるが、2013年式Gクラスのインテリアもその例にもれずインテリアはラグジュアリー感たっぷり。武骨な見た目からは意外なほど洗練され、質の高い素材を使っている。本革のシートには前列のみならず、後列にもヒーターが付けられている。シートの座り心地も上々で、特に前列だと周囲を見渡すような高い視点を味わうことができる。

ただしその無骨なフォルムからも想像できるように、ボディの大きさの割に車内の空間は狭く、足元も広々とまではいかない。カーゴスペースも狭く、Gクラスらしさでもある重たいドアも手伝い、物の出し入れはちょっとした作業といった感さえある。

2013年式は比較的新しいということもあり、装備類は今日の新車と比べても大きく見劣りはしない。死角モニターやリアビューカメラなどは標準装備。ただし今日の標準と比べると、純正ナビのスクリーンはやや小さいと感じる人もいるだろう。

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