BMWi3(2016)試乗レビュー:コンパクトでエコで個性的なEV、その燃費や走り、技術は?

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「小粒でも輝くクルマたちが勢揃い!2016年モデル15種を一挙紹介」でも登場したBMWのi3。時代の最先端を走ろうとしているこの車、デザインが個性的なことは一目で分かるがその特徴はどういったものだろうか。

i3(2016)の総評

基本的には2015年モデルと変化がないことから、2016年モデルとして見た場合にはあまり魅力を感じられないかもしれない。しかしながら、多くのEVと比べても圧倒的な環境へのやさしさがあり、快適な車内空間、十分なパワーとBMWならではの驚くほどスポーティなハンドリングも魅力的である。都市型生活にも極めて順応しやすい車であることから多くの人々に愛される存在となりそうだ。

評価ポイント

  • キレのあるハンドリングに十分な加速力
  • ゼロ・エミッション走行が可能
  • 航続可能距離を長くしたい場合にも選択肢がある

マイナスポイント

  • 2015年モデルと基本的に変化がない

試乗レビュー&海外評価

停止している状態から走行を開始し、一定の速度に達するまでの加速ぶりに、鈍さはない。0-100km/h加速に要する時間は7.2秒だ。EVというと動き出しがどこか鈍いというイメージもあるかもしれないが、i3はそうでない。そこは、さすがBMWの車というだけあるだろう。しかも、0-100km/h加速をゼロ・エミッション走行でやってみせるのだからまた関心してしまう。

ベースモデルにおいての燃費をガソリン換算すると、市街地走行で58.2km/L、高速道路上でも47.2km/Lとなる。これは多くのライバルEVと比べてもかなり良い数値となる。走りも良し、環境性能も良しという優れものなのだ。

フル充電して「コンフォートモード(標準モード)」で走行した場合の航続可能距離は130km以上とされ、場合によっては160kmもの距離を走行可能である。また、長距離運転をする機会が多い人にとってもありがたいことに、レンジ・エクステンダーというスムーズに動作する静かな小型のガソリン・エンジンを搭載することでその航続可能距離を300kmまで伸ばすことができる

キレの良いハンドリングと正確性のあるステアリングも評価できるが、ステアリングに関して時にフィードバックが遅いのは欠点といえるだろう。

インテリアも魅力的であり、しかも車を構成している多くの素材はリサイクルされたものや再利用された資源であり、この材質に関しても環境配慮を意識して造られていることが分かる。フロントシートは快適でリアシートに関しても十分な足元や頭上の広さがあるといえる。後部座席のドアは多くの人々にとって乗りやすい・降りやすいようになっているが、その一方で車に入る時にある高めのステップが背の高い人にとってはかえって邪魔になってしまう可能性もある。インフォテイメントシステムは分かりやすく、反応も良い。また、カーゴスペースについても多くのライバルに比べると容量がある。

標準装備にはプッシュボタン・スタートやアダプティブ・クルーズ・コントロール、リアパーキングセンサーなどの自動システムが多くついている。また、オプションでパラレルパークアシストなどもついてくる。新車価格は449万円からである。

This is one of the smoothest, roomiest and slickest electric vehicles we’ve ever driven, with a lot of hidden surprises. It is a wonderful city car!(2015)
(これは自分たちが今まで運転してきた中でも最も滑らかで、広くて、おしゃれな車の一つだよ。いろんなサプライズも隠れていてまた魅力的だね。本当にすてきな都市型の車だよ!)

There are several electric vehicles that can be had for less money, but few offer the dynamic driving manners or the premium creature comforts of the i3, and none offer both below this price point.(2015)
(もっと安い値段で買える電気自動車もあるが、i3のようなダイナミックなドライブや上質な心地よさを提供している車は少なく、この価格でその両方を兼ね備えた車は他にはない。)

※インテリアの画像なども確認したい人はこちら「BMW i3(2015)試乗レビュー」

ライバルはどの車?

ライバルとして一番に挙げられるのはシボレーのボルト。ワールド・グリーンカー・オブ・ザ・イヤーの候補にも選ばれているプラグインハイブリッド車だ。シボレーならではの力強い加速力と生き生きとした走りが特徴である。燃費はi3ほど良くないものの、航続可能距離はi3を上回る。また、実はベースモデルの販売額がi3よりも安い。

もう一つ挙げられるのは日産のリーフ。こちらは静かで落ち着きのあるハンドリングが特徴だ。燃費もi3とほぼ同等の値であり、EVモードで走行すればi3よりも燃費が良くなる。スタイリッシュなインテリア、リアシートの広さ、使いやすいインフォテイメントシステムなど全体的に親しみやすい印象の強い車といえる。

画像も確認

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