ベンツ、アウディ、BMW、フェラーリなどブランド価値:ランキングとその背景

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日頃、何の気なしに「ブランドの割に高い」などブランドの話をしているが、客観的に見たとき「ブランドの価値」が高いメーカーはどこだろうか?例えばアウディとBMWは、どちらの方がブランドとして「上」なのだろうか?

自動車メーカーで最高位はメルセデス、フェラーリはランク外

ブランドの価値を判断するひとつの指標として、ミルワード・ブラウン(Millward Brown)が発表する、世界の主要企業に関するブランド価値ランキング「BrandZ Top 100」がある。ブランドに対する印象や特定の製品を選ぶ理由について消費者にインタビューを行い、その結果と企業の財務実績に基づいてブランド価値を判断しているという。2014年度のランキングでは、グーグルが1位、アップルが2位だった。

100位以内には高級自動車ブランドも5つランクインしており、最高位はメルセデス・ベンツの10位だった。その他のメーカー名とランキング、前年度からの変化は以下の通りだ。

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アウディのランク向上は販売台数の向上とハイテクブランディングの効果か

アウディは2013年に15億台以上の車を売り上げており、2年連続でメルセデスベンツを上回っていた。売り上げ台数という観点では、高級車の中でBMWに次いで第2位である(ベンツは第3位)。特にヨーロッパと中国では、2013年から最も売れている高級車ブランドの地位に輝いている。
ブランドが販売に繋がっているという点が評価されて、2014年にはブランド評価額が27%の増加したと考えられる。

売り上げの他、ソーシャルメディアなどを使ったキャンペーンを展開し、上手くメディアの関心を集めることに成功したのも、評価が上がった背景の一つとして考えられる。アウディのショールームでもVR端末の導入をするなど、ハイテクなブランディングを展開している。

但し、売り上げ台数で追いついてきているにも関わらずランキングではBMWやベンツには及ばないという点を考えると、「ブランドというイメージ」という点ではBMWやメルセデスに劣っているとも言える。

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ランドローバー初のランクイン

ランドローバーは、今年初めてのトップ100入りを果たした。

ランドローバーもまた、販売台数という点で大きな伸びを見せており、テラモーターズに買収された2008年から毎年2桁成長を遂げてきた。2013年には販売台数が前年比15%増であった。

ランドローバー製造、設備、インフラに重点的に投資をしており、例えば最先端のアルミ工場への投資によってランドローバーの重量を軽くすることにも成功するなど、技術の色を強く打ち出している。
 

フェラーリがランク外:意図的な販売台数削減が理由か

今回のランキングでは、フェラーリがランク外だった。高級車の代名詞ともいえるフェラーリがランク外というと驚かれるかもしれないが、これもブランドの販売への影響を見るために販売量を一つの指標として組み込んでいるが故である。

2013年のフェラーリの販売台数は僅か6922台。
しかしこれはフェラーリが高級ブランドとしての「特別さ」を守るためにとった戦略であるので、それほど危惧する必要はないだろう。供給量を需要よりも低めに抑えることで「買いたい」という気持ちを高めるとともに、ブランドを維持することで長期的な利益を確保するための取り組みだという。

実際、2013年には販売台数では5%減少したが、他方で記録的な利益を上げている。

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