2016年 BMW 5シリーズ・グランツーリスモ試乗レビュー : 詳細スペック・競合比較も

new model Gran Turismo front
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2016年モデルのBMW 5シリーズ・グランツーリスモ。
エアロダイナミクスと居住性を両立できる5ドアハッチバックで、ミディアムセグメントのラグジュアリー・クロスオーバーSUVである。
*参考:おすすめのラグジュアリーサブコンパクトSUV3選(2016)

2016年 5シリーズ・グランツーリスモ 評価ポイント

  • 高性能なエンジンおよび高次元で両立したハンドリングと乗心地
  • 豪華なインテリアおよび機能的なリヤシートとラゲッジスペース
  • 非常に充実している標準装備仕様

マイナスポイント

  • ルックスは好き嫌いが分かれるかもしれない
  • オプション設定の大径ホイール扁平タイヤは乗心地が硬くなる

2016 グランツーリスモ 総評レビュー

グランツーリスモの販売比率は多いほうではないが、素晴らしさに疑いはなく、中でも443馬力のV8エンジンを載せた550iは圧倒的と言うしかない。

2016 Gran Turismo sideview

オーナーになれば、習い事に通う子供の送り迎えをしたり、一転してドラッグレースでタイムを競い合ったりすることも出来る。
実用性、洗練されたセンス、スポーツカーの性能を全て備えていて、この大きさと重さの車としては一級のハンドリング性能と最上級の乗心地を両立している。

リヤシートを畳めばアクティブに使える広大なカーゴスペースを作ることもできる。
美しい流線形のルーフラインに対して、テールライトは垂れ下がり感を助長する形状で相性が悪く、シャープ感を損なっているところは少し残念である。

5シリーズ・グランツーリスモの良さを端的に表現するなら、「同じ高性能でもポルシェ・パナメーラより安くてしかも実用的」なことに尽きるだろう。

2016年モデル概要

  • 従来はオプション装備であったパドルシフトを標準化
  • USBやブルートゥースによるコネクティビティの向上
  • 音声認識で各種操作(口述筆記、Eメール、カレンダー、タスク管理、音声メモ)
  • 550iはハーマン&カードン16スピーカオーディオを標準化

グレード/プライス/エンジン性能 & 駆動方式/走行燃費

535iグランツーリスモ : 61,895ドル、
直列6気筒3リッターターボ : 300 hp、 407 Nm
・FR駆動    : 市街 8.1 km/L、 高速 11.9 km/L、 複合 9.4 km/L
・xDrive(AWD) : 市街 7.7 km/L、 高速 11.1 km/L、 複合 8.9 km/L

550iグランツーリスモ : 73,495ドル、
V8気筒4.4リッターツインターボ : 445 hp、 650 Nm
・xDrive(AWD) : 市街 6.8 km/L、 高速 10.2 km/L、 複合 8.1 km/L

標準装備

Gran Turismo interior

  • 535iグランツーリスモ:
    18インチホイール、 アダプティブ・キセノンヘッドランプ、 フォグライト、 電子制御LSD、 熱線自動減光サイドミラー、 リヤエアサス、 アイドリングストップ、 パノラマサンルーフ、 レザートリム、 メモリー付10ウェイ・パワーアジャスト・フロントシート、 パワーアジャストステアリング、 12スピーカーオーディオ、 iDriveインフォテーメント、 10.25インチ・タッチパッド・ワイドスクリーン、 12ギガメッモリー
  • 550iグランツーリスモ(535iに対する追加分):
    専用デザイン18インチホイール、 キーレスエントリ&エンジンスタート、 ハンドフリー・テールゲート、 リヤビューカメラ、 ハーマンカードン・オーディオ、 衛星ラジオ、 14ウェイ・マルチコンター・フロントシート

オプション装備リスト

19&20インチホイール、 アダプティブLEDヘッドライト、 アダプティブ・ダンパー、 アダプティブ・クルーズ、 後輪操舵、 自動縦列パーキング、 通気&マッサージ付フロントシート、 ヒータ付フロント&リヤシート、ヒータ付ステアリングホイール、 パワークロジング・ドア、 リヤ・エンターテイメント(9.2インチモニター2台)

セーフティ・テクノロジー

  • 標準装備 :スタビリティコントロール、ABS、6エアバッグ
  • ドライバーアシスタンス :全方位カメラ、死角モニター、車線逸脱警報
  • プラスパッケージ :自動ブレーキ、歩行者検知ナイトビジョン

新型グランツーリスモの試乗フィーリングは?

クロスオーバーSUVらしくヒップポイントが高いので乗り降りは非常に楽であった。
乗り込むと、フルモデルチェンジ前の7シリーズと同じデザインの優美なダッシュボードが目の前に広がり、内装材は一流であった。

iDriveの画面は大きくて見やすく、センターコンソールにあるコントローラーの頂部で手書き入力も可能であった。

リヤシートは座り心地良いクッションとリクライニングする背もたれが心地良かった。
前後スライドで足元を広くすることも、荷物エリアを広くすることも、臨機応変であった。

6気筒ターボの535iもスムーズで力強い加速であったが、V8ツインターボの550iは圧倒的であった。

スポーティーでハイパワーな車は一般的に低重心が好まれるが、グランツーリスモはそのような常識を見事に覆していた。大柄でそれなりに重いにもかかわらずハンドリングマシンに名を連ねる一台と言える。

高速走行時の安定性は、ドイツのアウトバーンで速度制限がない区間を快適に走るに相応しいものだった。

オプションの20インチホイール扁平タイヤを履いた試乗車に乗り換えると、乗心地は普通の車程度になってしまっていたが、これは仕方がないだろう。

ライバル各車と比較レビュー

1) メルセデスベンツGLEクーペ
クロスオーバーSUVであるGLEクラスのルーフラインを流線形にした派生バージョンであり、強力なエンジンシリーズをラインナップしている。

2) ポルシェ・パナメーラ
超個性的なラグジュアリーカーが好きなら、パナメーラGTは検討する価値がある。
中古ならグランツーリスモの新車と同じくらいの値段で買えるかもしれない。
パナメーラはとてもゴージャスな4ドアクーペである。

3) フォルクスワーゲン・トゥアレグ
トゥアレグはグランツーリスモより安い上にオフロード性能は優っている。
走りが良くて、インテリアが充実していて、リヤシートも素晴らしい。

4) ランドローバー・レンジローバースポーツ(中古)
誰もが格好良いと認めるレンジローバースポーツは、ランドローバー社の認定中古車プログラムを利用すれば程度の良い中古が見つかるだろう。

550iのV8エンジンは圧倒的な高性能に心惹かれてしまうが万人向けとは言えない。
自分がグランツーリスモに求めるものは何なのか、各自で検討する方が良い。

レビュー動画

流線形のエクステリアとゆったりしたインテリアを動画ならではの立体感でチェックできる。

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