メルセデスベンツがラグジュアリーなプレジャーボートのコンセプトモデルを完成した。
小型ジェット機を開発したホンダから、ランドセルを発表したレクサス、ポルシェのレストランなど自動車メーカーとデザイナーは様々な分野に進出しようとしているが、早速その内容をチェックしてみよう。
「アロー460・グランツーリスモ」と名付けられたこのコンセプトモデルは、フランスのニースでお披露目された。
脈々と作り継いできたスポーツカーのノウハウを活かして作ったプレジャーボートは、まさに「海のシルバーアロー」と呼ぶにふさわしく、そのスタイルはクーペを連想させる。
でゆったりとくつろげる。
サイドウィンドウは自動車のように昇降できて、フロントウィンドウもハッチバックのように跳ね上げることができるので、キャビンでくつろいだままアウトドア気分を楽しめる。
クルージング速度は20ノット(56km/h)で、最高速は40ノット(74km/h)に達する。
エアコン、高級オーディオ、ワインセラー、アイスボックス等は当然の装備である。
シルバーで統一したエクステリアは、自動運転のコンセプトカーである「F015」やエアロダイナミクスを追求した「コンセプトIAA」と同じ系譜に並んでいることを表している。
機能的でありながら芸術的である。
超高級車のようにおいそれと手が届かない逸品なので「実用的でないから買う気になれない」と負け惜しみを言ってスルーするしかない。
プレジャーボートの分野でメルセデスベンツが作り上げた10人乗りの「アロー460」、ロールスロイス公認でデザイナーのステファン・モンローが企画した6人乗りの「450 EX」、アストンマーチンとクインテッセンス・ヨットがコラボした2人乗りの「AM37」、
これらは「羨望の的」という「標準装備」が付いていると言ったら言い過ぎだろうか?
1) 斬新なエクステリアをローアングルで見てみよう。
2) ハイアングルで俯瞰したエクステリアとくつろぎのインテリアを見てみよう。
これを手に入れられる人は限られているが、さすが、メルセデスという魅力が満載だ。