メルセデス・ベンツCクラス試乗レビューまとめ:世代ごとの違い、中古車で買うときの注意点やライバルは?

C-Class-T-Modell Pressdrive Deidesheim/Germany July 2014
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メルセデス・ベンツを代表するセダンといえば、Cクラス。新車で買うにせよ中古車で買うにせよ、せっかく買うのだから、歴代のモデルやその特徴を知っておきたいという人もいるのではないだろうか。また特に中古車で買う場合には、どの世代を買うのかでスタイルはもちろん、性能も大きく違う。そこで今回は、Cクラスの概要から各世代の特徴までまとめてご紹介したい。
 

略歴

1993年に発売されたメルセデス・ベンツのCクラス。そのルーツは1982年から1992年まで販売されていた190シリーズで、発売時は4ドアセダンのみの展開であったが、1996年にステーションワゴンが追加、2001年にはスポーツクーペが追加された。

高い走行性能と端正なスタイルが魅力のCクラス。インテリアは機能性を重視した設計ながら、使われている素材やスタイリングにはメルセデス・ベンツらしい高級感を備えている。モデルチェンジを経るごとにボディサイズが大きくなっており、その分だけ車内も広々と優雅な時間が過ごせるようになってきている。また最近ではその高い安全性能も評価されている。
 

2代目(2000年~2007年) :W203/S203/CL203

cclass2006

中古でCクラスを買う場合、候補に入る最も古いモデルがこの2代目だろう。トレードマークは丸型のライトが2つ並んだ、ひょうたん型のヘッドライト。また後に発売される3代目と比べて小さなグリルも特徴である。

高いエンジニアリング技術に支えられた、快適で運転しやすい走りが魅力の2代目。安全性能もこの頃のクルマとしては充実しており、近年の衝突回避システムのような目を引く技術はまだまだであるものの、事故が起きた時の安全性という点では今日の新車と比べても見劣りはしない。

ただし、今、中古車市場に出ている2代目だと、新しくても2007年式で、それなりの走行距離を走っているクルマが多い。またスタイルングについてもやや時代を感じる。3代目前期型との価格差もそれほど大きくないので、価格、状態に加えて好みも考えて、じっくり比較して決めた方がいいだろう。

※2代目Cクラスの試乗レビューをもっと読む
 

3代目(2007年~2013年):W204/S204/C204

2012 Mercedes-Benz C-Class

2007年から2013年まで販売されていたのが3代目Cクラス。ヘッドライトがスクエア型になり、グリルもワイドになったことでシャープでスポーティーな顔つきになっている。また2011年にフェイスリフトを受けており、フェイスリフト前の前期型の方が穏やかなデザイン、フェイスリフト後の後期型の方がシャープさやスポーティーさが増したデザインに仕上がっている。

2代目と比べてもインテリアのラグジュアリー感が増しており、ラグジュアリーなスポーツセダンに仕上がっている。特に後期型はパワフルなエンジンが増えたことで、優雅なクルージングはもちろんのこと、ハイパワーな加速も楽しめる。

2014年に現行モデルである4代目が発売されたため、3代目の中古車価格はかなり下がってきており、「買い時」と言っても間違いではないだろう。前期型の方がリーズナブルな価格ながらも、安全装備などは少し古さを感じさせる。その点、2011年以降に発売された後期型だと今日と比較しても見劣りしない安全装備を搭載しているため、価格と新しい安全性技術のどちらを重視するかで選ぶといいだろう。

※3代目前期型Cクラスの試乗レビューをもっと読む
※3代目後期型Cクラスの試乗レビューをもっと読む
 

4代目(2014年-):205/S205/C205

2015_Mercedes-Benz_C-Class_2.jpg

2014年から販売されている現行モデルの4代目。その完成度の高さから、今までのベンツ顧客はもちろん、新たな顧客の開拓にも貢献しているといわれている。3代目のデザインを踏襲しながらも、ボンネットからグリルにかけての造詣がより立体的になっており、シャープでアグレッシブな印象を醸し出している。

ハイエンドな素材とエレガントなデザインのインテリアに仕上がっており、特にファミリーには使い勝手のいい一台だ。衝撃をうまく和らげる走りが特徴で、それでいてコーナリングの時にもコントロール感をしっかり味わえるので、程よいドライブ感が楽しめるのも魅力の一つ。

中古でも数年程度しか経っていない車両しかないため、中古車価格もやや高めを維持しているが、それでも新車と比べると中古は状態の割にリーズナブルなのは間違いない。そのため、購入するときは3代目後期と価格やデザイン、状態を比較したうえで納得感があるほうを選ぶのがいいだろう。

※4代目Cクラスの試乗レビューをもっと読む
 

その他の検討候補

一番のライバルは、輸入車の中でも大きな販売台数を誇るBMWの3シリーズだろう。同じDセグメントに属しており、サイズ間も近い。歴代を通して、3シリーズの方がスポーティーな走りに重きを置いたつくりになっており、コーナーを攻める感覚を楽しみたい人などは3シリーズの方が良いだろう。他方で、日本車に近い快適な乗り心地やラグジュアリーなインテリアを重視するならCクラスがおすすめだ。
また歴代Cクラスがどんどん大きくなり車幅が1800㎜を超えるようになっているのに対し、3シリーズは現行6代目は日本用に仕様を変更してでも車幅を1800㎜に収めて、日本の立体駐車場に停められるようにしている。都市部に住む人は、この辺りも踏まえて検討した方が良いだろう。

※3シリーズの試乗レビューをもっと読む

最近、Cクラスにとって強力なライバルになってきているのが、ブランド力を大きく向上させているアウディのA4。その魅力は上品なインテリア・エクステリアだろう。インテリアの質の高さという点ではCクラスも定評があるが、シンプルで機能的なデザインはまた違った味わいがある。エクステリアも、クラシカルで高級車然としているか、クーペグリルでどこかアグレッシブな雰囲気があるCクラスとは違い、どこか北欧的な雰囲気を兼ね備えている。インテリア・エクステリアは好みが分かれるポイントで、乗っている時間の満足度にも大きく影響するので、チェックしておいてほしい。

※アウディA4の試乗レビューをもっと読む
 

 

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