2015年 新型ベンツSクラスの試乗レビュー・スペック
12 4月, 2015
滑らかなボディラインに光り輝くボディと、抜群のデザイン性を備えた新型CLA/CLAクーシューティングブレークが今日8月24日に発表され、同時に販売を開始した。高速道路上などでの自動運転機能をはじめ、最新技術を搭載したこの新型CLAだが、価格は300万円台だ。
CLAは、「スポーティさととダイナミックさが際立つスタイリッシュなフォルムが最大の特長の 4ドアクーペ」であり、シューティングブレークは「そのスタイリッシュなフォルムに高い 利便性を融合したモデル」として発表された(それぞれメルセデス・ベンツのプレスインフォメーションより抜粋)。
初めてCLAがメルセデス・ベンツのラインアップとして投入されたのは2013年。それから3年が経過し、今年の春にマイナーチェンジした姿をニューヨークモーターショーで公開された。そして今回、そのマイナーチェンジを果たしたCLAが日本でも正式に販売となった訳だ。
全長はマイナーチェンジ前よりも少しばかり長くながったが、サイズに関する大きな変更はない。ダイヤモンドラジエターグリルの採用や天候等に応じて配光モードの切り替えを自動で行うLEDパフォーマンスヘッドライトの搭載、インテリアについてもワイドディスプレイの標準装備やメーターの変更といった変化がみられる。
リア部分まで高さを維持することでCLAクーペよりも利便性を高めているCLAシューティングブレーク。今回のマイナーチェンジではサッシュレスのサイドウインドウなどを採用することでクーペらしい美しさを維持しながら、ステーション ワゴンにも負けない自在なスペースアレンジと実用性を備えられるようにしている。
今回のマイナーチェンジでは新型Eクラスなどにも搭載されている最新技術が多く採用されている。
この他にも、キーレスゴーやフットトランクオープナーといった便利な機能も多く搭載している。
デザインの美しさと最新技術を備えているCLAはこれまでも燃費の良さやキレの良いハンドリングなどでも好評を得てきた。また、300万円台とラグジュアリーカーのなかではエントリーレベルになる価格も魅力的だ。しかしながら、マイナーチェンジ前には走り出しが遅いことや走りにかたさがあること、それに後部座席の狭さなどが課題として挙げられてきた。サイズがほとんど変化していないことを考えると、後部座席の狭さはそのままだろう。あとは走りについて、これまでと変化があるかどうかが気になるところだ。車体重量の変化を含め、走りは多くのポイントで影響を受けるので、試乗してみなければ細かい点はわからないだろう。