スマートSmart Fortwo(2017)試乗レビュー:ポップで可愛さを増したスマート、その実力は?

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コンパクトなサイズとポップなデザインで昔から人気を獲得してきたスマート。現在は4人乗りのsmartforfourがある他、2017年モデルではコンバーチブルモデルも仲間入りした。

スマートSmart Fortwo(2017)の総評

Smart Fortwoのようなサイズと見た目の車というのは、なかなかいない。そのデザイン性は、都市部に住む女性を中心に愛されてきた。今回のSmart Fortwoも、都市部に住み、長距離ドライブをすることがなく、日常使いを重視する人には向いているといえるだろう。しかしながら、サブコンパクトカーとしては特別大きな価値もなく、海外ではあまり評価されていない傾向にある。

2017年モデルではコンバーチブル(カブリオレ)モデルが登場した。こちらのモデルは通常のSmart Fortwoと販売価格もほとんど変わりなく、250万円弱から手に入るので、コンバーチブル市場でも最も安い分類に入る。一方で、サブコンパクトカーとして見た場合には、その価格は少々高めである。

小さなボディで鋭いハンドリングをはじめとする魅力がある一方、その良さを十分に引き出せない、どこか不完全燃焼な印象も感じられた。

評価ポイント

  • 使い勝手の良い、優れた操作性
  • コンパクトなサイズに反してまずまずの居住性
  • 十分な燃費の良さ

マイナスポイント

  • パワー不足
  • カーゴスペースは狭い

試乗レビュー

おそらく、これまでスマートの車を見たことがある人は、その外観から中も狭いだろうという印象を持っているだろう。何せ、たった二人しか座れない車だ。しかし、実際にキャビンに入ってみると驚かされる。外観からの予想に反して、広いのだ。背の高い大人が乗ったとしても、足元も頭上も十分な余裕がある。視界も、思いのほか広い。

シートに関しては、特別快適な訳でもなく、長距離のドライブには決して向かない。そういった意味では、最近はターボモデルが登場しているが、ターボモデルを購入するぐらいなら他の車を検討した方が良いだろう。しかしながら、日常使いや短距離のドライブには十分困らない範囲の快適さだ。

思いのほか広く、居住性が悪くないSmart Fortwoだが、カーゴスペースに関してはやはり狭い。コンバーチブルタイプを選ぶと、トップの収納スペースも必要となるので、その分だけさらに狭くなる。トップは自動的に開閉してくれるので、その点は不便でないが、完全にオープントップにしている状態ではトランクにしまえるものが小さな鞄をいくつかという程度になってしまう。その代わりといっては何だが、オープントップ状態では、車内そのものはより広く、開放的に感じられる。

走りに関しては、良くも悪くもやはりその小さな外観に見合ったパワーだ。搭載エンジンはターボチャージャー付き3気筒エンジンであり、生み出される力は100馬力もない。ちょっとした近所での買い物や近くの知人に会いに行くといった使い道には困らない。しかしながら、高速道路などを走れば本当に頼りなく、走ることにストレスすら感じてしまうだろう。なお、燃費は十分に良く、どのモデルも22km/L以上である。

もう一つ、走りで魅力的なのはそのコンパクトなサイズを生かした小回りの利き方だろう。駐車場など狭い空間での移動や駐車、Uターンといった時に、Smart Fortwoであればほとんど困ることがない。東京などの都市部でも、安心して使えるという点は本当にありがたいものだ。

ステアリングの反応も良い。深い穴や物に衝突しそうになり、それを回避したいと思った時にもすぐ反応してくれるのだ。少々のボディロールはあるにしても、コーナーでもSmart Fortwoの動きは安定しており、サスペンションは快適な走りを提供してくれる。

何度も言うが、価格や維持費を考えても、自宅近辺を走ることが基本となっている人に向いている車であり、あとはポップな見た目が好きな人、独身か、せいぜい夫婦で子どもを持たない家庭といったある程度限られた条件の中で使われるのが、良いだろう。

画像で確認

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