新型PHVプリウス・プライム(2017)の進化・試乗レビュー・口コミ

%e5%85%a8%e4%bd%93%e5%83%8f
Share this ! ! Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

非常に論理的な企画から生まれた新型プリウス・プライムは、スタートレックのミスター・スポックの好みに合う車かもしれない。
その背景と概要についてご紹介しよう。

 

プリウス・プライム評価ポイント

  • 標準仕様で充実している安全装備
  • 買得なオプションパッケージ
  • 卓越している燃費性能

マイナスポイント

  • 端正さはやや少ないスタイリング
  • とてもおとなしい走り

トヨタの送り出した新型PHV、その実力総評は?

%e3%81%93%e3%82%8c

トヨタのプリウスはHVのジャンルで一人勝ちしてきた。 手が届く値段で、堅実なスタイリングで、燃費が良いからだ。

近頃はニッサンのリーフのようなEVもかなり増えてきたが、短い走行距離と割高な価格が課題で、環境意識が高いドライバーでも購入の決断に至らないこともある。

このようなEVの課題に対するトヨタの解答が、前モデルで登場したプリウスPHVだ。
短距離はEVとして走り、長距離はHVとして走れる。

フルモデルチェンジした新型プリウスは燃費が向上しているが、他社が力を入れているEVもバッテリー性能向上を追風にして、走行距離を伸ばして価格を下げてきた。そんななかで、新型PHVプリウス・プライムは、トヨタがEVに対して優位を保つために出した解答だと言える。

PHVシステム

アトキンソンサイクルの4気筒1.8リッターエンジンはプリウスと同じだ。 バッテリ-は 8.8 kWh に容量アップしている。 システム総合出力は121馬力だ。
走行モーターとともに発電機もモーターとして使えるように改良されていて、高速道路では135km/h のスピードまでエンジンを使わずに走れる。

走行距離は従来モデルのプリウスPHVより160 km増えて1,030 kmだ。
燃費は23.0 km/Lで、事前充電込みでは52.7 km/Lに達する。
0 – 100 km/h発進加速タイムは10.5秒だ。

充電時間は家庭用120V電源では5時間半かかる。 240V充電ステーションなら2時間10分に短縮する。

走行モードは一般的な「ノーマル、エコ、パワー」の他に「EV、EVオート、HV」の選択もある。
EVモード : バッテリを使い切るまでエンジンはかからない。
EV Autoモード: 軽負荷走行はEVで高負荷走行はHVと自動切替する。
HVモード : 普通のHVと同じようにエンジンを多用する。

セーフティ

%e3%81%8a%e3%81%97%e3%82%8a

プリウス・プライムはトヨタ・セーフティ・センス・パッケージ(TSS-P)が標準装備だ。
その仕様は次のように充実している。
歩行者検知、 自動ブレーキ、 車線逸脱警報、 ステアリングアシスト、 アダプティブクルーズ、 自動ハイビーム

ラグジュアリーカーならこのような標準装備は一般的であるが、それ以外の車で標準にしたのは英断と言える。 トヨタは2年以内にTSS-Pを全車種で標準にすると公表している。ライバル各社も今後追従せざるを得ないだろう。

快適装備

スタンダード・モデルのインフォテーメントやその周辺は次のような仕様だ。
7インチディスプレイ、 Entuneオーディオ、 ナビ、 トヨタ純正アプリ、 ブルートゥース、 12V電源ポート、 USBコネクタ、 バックアップカメラ、 プッシュ式エンジンスタートなど

プレミアム・モデルでは11.6インチディスプレイにサイズアップする。

最上級のアドバンスト・モデルには次のような装備が加わる。
ヘッドアップディスプレイ、 JBL製10スピーカーオーディオ、 パーキングアシスト、 リモートエアコン(車外から操作可)

盛り沢山なのは歓迎するが、部分的には気になるところもある。 テスラと同様な縦置き大画面は、ナビの進行方向を見通せるところは良いが、最新の高画質タイプではない。
USBポートがひとつだけなのも状況によっては少し不便かもしれない。

エクステリア

プリウス・プライムより少し早く発売した2016年モデルの新型プリウスは、旧型モデルのデザインから大胆に変更したが、消費者のマインドにはあまり響かなかったようだ。
それが理由だろうか、プリウス・プライムは各部のデザインを変更して姿をあらわした。
フロントは、FCVのミライで採用した四角のマルチ・プロジェクターヘッドランプを装着し、グリルはブラック単色にした結果、すっきりして力強い印象に生まれ変わった。
リヤは、LEDテールライトが車幅一杯に輝くようにして、視認性と個性化を両立した。

サイドは、ホイールベースは同じでフロントとリヤのオーバーハングが10cmずつ増えて、伸びやかな印象になった。
ホイールは、5本スポークを風車のようなデザインに変更して、躍動感が増えた。

基本のプロポーションは同じでも各部のデザイン見直しによってかなり格好良くなった。

インテリア

%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%86%e3%83%aa%e3%82%a2

高めのルーフと広めのガラスエリアで広々とした印象が良い感じだった。 プレミアムおよびアドバンストは、SofTexシート表皮や車内全体のソフトタッチ・トリムがラグジュアリー感を演出していた。

プリウスプライムの走行フィーリング / まとめ

乗り心地はリヤサスペンションをダブルウィッシュボーンにした効果で良くなった。
一方、風切音は高速道路で少し目立っていた。

1,030kmの走行距離はガソリン車やディーゼル車さえ上回る。
もし走行距離500km以上で25,000ドル(約250万円)のEVが出現したら、トヨタと言えどももうかうかしていられないないだろう。
しかしプリウス・プライムの28,000ドルを下回る値段で500km走れるEVが出現するまでまだ数年かかるだろう。

それまでしばらくの間はトヨタのHVとPHVがライバルを圧倒し続けるだろう。
プリウス・プライムを選ぶ人にとって、税制優遇と補助金が付くと実質21,000ドルで買えてしまうのに買わないのは「非論理的」であるということになる。

試乗レビュー動画/海外口コミ

 It looks so much better! Wow! Why didn’t they make it look like this to begin with?
(とても良くなった! 最初からこのデザインにしとけば良かったのに。)

they shouldve made this the face of the regular prius. this fascia looks pretty good.
(このフロントフェイスを普通のプリウスにも使えよ。これはかなりいい。)

That lack of a 5th seat is going to hurt some sales, which was a big complaint about the first gen Chevy Volt.
(5人乗れないのは販売で不利になる。初代シボレー・ボルトもそれで不評だった。)

おすすめの関連記事

 

Share this ! ! Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

関連エントリー