ボルボS60(2017)試乗レビュー:家族思いのコンパクトセダンの走りは?新モデルポールスターの情報も

Polestar exterior motion shots
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現在日本で販売されているボルボのセダンはS60のみだが、S60は価格も高すぎず、ラインナップも豊富でファミリー層にも優しい車といえる。今回は特別限定車としてハイパフォーマンスモデルのポールスターも登場した。

ボルボS60の総評

434万円と、ラグジュアリーカーの中でも比較的手の届きやすい価格のボルボS60。サイズもコンパクトなので日本の道路状況にもよく合っており、安全性能も整っており、またこのセグメントにおいても最も快適なフロントシートを持つ車の一つといって良いほどドライバーにとっては嬉しいパートナーである。

快適で落ち着きのある走り、燃費が良いので維持費がかからない点もS60はドライバーに優しい。しかし、一方でリアシートが狭い点やインフォテイメントシステムの使い勝手があまりよくない点など欠点もる。また、S60は長い間モデルチェンジから遠ざかっており、もう5年も大きな変化がない。当時の先端技術が古びたものになっている部分もあるのでそろそろS60もその搭載技術などをアップデートさせる必要があるといえるだろう。

評価ポイント

  • フロントシートの洗練ぶりは見事であり、とても快適
  • 他の車と比べても燃費が良い
  • 走り心地に関してよくバランスがとれている

マイナスポイント

  • インフォテイメントシステムのコントローラーは新しさがない
  • ベースモデルではリアシートの足元がやや狭い

試乗レビュー

現在日本で販売されているS60はガソリンエンジン搭載モデルが4種類、ディーゼルエンジン搭載モデルが2種類の計6種類である。なお、このうちガソリンエンジン搭載モデル2種類とディーゼルエンジン搭載モデル1種類は特別パッケージのR-Designとなっており、さらに6種類の他に現在ハイパフォーマンスモデルのポールスター(S60、V60と合わせて合計限定100台販売)とダイナミック・エディションも存在する。

基本的にはどれも4気筒エンジンを搭載しているものの、その中身は1.5リッターガソリン/ディーゼルエンジンから2.0リッターガソリン/ディーゼルエンジン、さらに駆動方式も前輪駆動方式のものと四輪駆動方式のものと細かく分かれており、幅広い選択があると言って良い

ベースモデルのS60 T3 SEは1.5リッター4気筒直噴ターボエンジンを搭載しているが、これでも十分強い加速力を持っており、標準装備されている8速A/Tのギアチェンジも滑らかだった。BMWの3シリーズのように、コーナーでの並外れたハンドリング力はないが、走りの快適さと落ち着きは安心感を与えるもので、日常使いにはありがたい車だろう。わくわくするようなドライビング・エクスペリエンスを求める車でなく、落ち着いた、快適な走りを求める車だ。2.0リッター4気筒直噴ターボエンジン搭載モデルのS60 T5 SEはより力強さが安定し、高速道路の加速でも全く問題ない。また、四輪駆動方式を採用しているS60 T6 SEは302馬力のパワーを誇り、より力強く、より速く動いてくれる。

燃費はガソリンエンジン搭載モデルのS60 T3 SEが16.5km/Lであり、ディーゼルエンジン搭載モデルのS60 D4 SEが20.9km/Lである。この値は、このセグメントにおいて十分優秀な値といえる。

キャビンも落ち着きのある空間となっている。ダッシュボードやドアに木材風のパネルを使っている点は少々安っぽく感じられてしまうところもあったが、多くは高品質な素材を使用していた。ただし、総評で述べた通り、何せもう5年も大きな変化のない車なので、少々古っぽさを感じる点もある。ベンツCクラスのようなライバルは、高級感もあり、それでいて近代的なスタイリングもしているので、こういった車と比べてしまえば、多少差は感じられるだろう。

快適さについては、フロントシートは非常に優れている。ライバルと比べても、S60のフロントシートは特別快適であり、安定感がある。日常使いでもちょっとした長旅でも楽しむことができる快適さだ。しかし、リアシートは足元が狭い。これは多くの小型車にいえることなのだが、この点BMW3シリーズはリアシートまで広いので、S60より快適なリアシートを持つ車がいるのも事実といえる。

トランクスペースは、他の車と比べても平均的だろう。トランクスペースの広さについて優秀なのはレクサスISやBMW2シリーズなどが挙げられる。

ライバルとなる車は?

  • BMWの3シリーズ
    小型ラグジュアリーカーの中において、パフォーマンスで3シリーズの右に出る存在はないだろう。俊敏で活発な動きと乗り心地のバランスは実に優れている。ボルボのエンジンオプションは基本的に4気筒エンジンのものばかりだが、3シリーズはエンジンオプションの選択肢も豊富だ。ハイパフォーマンスモデルのM3はツインターボチャージャー付き6気筒エンジンを搭載しており、その加速力には多くの人が大満足するだろう。
    インテリアに関しても品質が高く、フロントシートも快適だ。しかも、リアシートもこのセグメントおいては最も広い分類に入るだろう(とはいっても、小型車のほとんどはリアシートが狭く、その中では十分に広い方という話である)。
  • メルセデス・ベンツのCクラス
    スポーティな走りよりも乗り心地を重視するのであれば、ベンツCクラスがおすすめだ。安定感抜群でやわらかな乗り心地が魅力となっている。快適さを重視をしていながら、Cクラスは走りについてもかなりの実力を持っており、スポーティな走りができるようにサスペンションの調整ができるようになっている。パワフルなエンジンも持っておりまさに総合力の高さを有する存在だ。

画像で確認

今回は初登場した特別限定車のハイパフォーマンスモデル、ポールスターの画像を掲載する。

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