レクサスCT200h(2017)試乗レビュー:レクサスで唯一300万円台から購入できる車、その実力は?

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ベンツをはじめとする高級車ブランドでも、300万円台から手に入る車は複数存在する。しかし、レクサスで300万円台から手に入る車はCTしかない。日本の環境にもぴったりなコンパクトハッチバック、CTの実力は?

レクサスCT200h(2017)の総評

CT200hの最大の魅力は燃費の良さだ。

小型のラグジュアリーカーは数多く存在するが、2017年モデルのCT200hは多くの車を圧倒するような燃費の良さを持っている。特別なパッケージのものでもガソリンエンジンで26.6km/lL、パッケージなどにこだわらなければ30.4km/Lという驚異的な数値になるのだ。この燃費の良さは家計の大きな助けになる。また、コンパクトなサイズで、しかもカーゴスペースが広いという点でも、日常使いで大いに役立つ存在になるだろう。

しかしながら、欠点もある。まず、パワー不足であるということ。加速力だけ見ても、何とも活力のない印象を覚える。そういった意味では、他のエントリーレベルのラグジュアリーカーと比べても、はっきり言ってしまえば走る楽しみのない車として感じられるだろう。また、インフォテイメントシステムの使い勝手があまり良くない点も課題となっている。

評価ポイント

  • 非常に燃費が良い
  • 小型のラグジュアリーカーの中ではカーゴスペースが比較的広い

マイナスポイント

  • 気の抜けたような加速力
  • F SPORTはギシギシとした振動が感じられ、心地悪い

試乗レビュー

まず、インテリアはほどほどの快適さといったところだろう。フロントシートは快適で安定している。座席が低めて安定しており、肘置きもクッション性がある。コーナーで曲がるときにもからだが十分安定した状態でいることができ、前方には十分なスペースがある。また、リアシートについても、ドライバーが背の高い人で座席を後ろに下げなければならないという事態が起こらなければ、足元まで十分なスペースが確保できる。

また、乗っている人に優しいだけでなく、環境に対しても優しい車であるというのが、CT200hのPRポイントの一つとなっている。というのも、CT200hを造っている多くの素材が別のものから再利用されたものとなっている。この車に乗ることで、ドライバー自身のエコ意識をアピールすることもできるだろう。丈夫さや高級感についての評価は賛否両論であり、よくできていると言う人もいれば、他のラグジュアリーカー、また同じレクサスから販売されている車と比較しても、見劣りしてしまうと言う人もいる。この点は、それぞれの価値観による。

カーゴスペースは、数ある小型ラグジュアリーカーの中では最も広い分類に入る。しかしながら、多くのハッチバックと比べると、特別広い分類に入る訳でもない。ちなみに、CT200hと比べてもより広いカーゴスペースを持つライバルとしてはボルボのV60が挙げられる。

パフォーマンスについては、総評で述べた通り、とにかく燃費が良い。ガソリンエンジンで30.4km/Lという燃費はとにかく優秀だ。車両価格そのものもラグジュアリーカーの中ではエントリーレベルに入る、あまり高くないものなので、財布に優しい車といえる。しかし、その代償として走りに大きな課題がある。走りは鈍く、加速力がない。1.8リッター4気筒エンジンと2つの電力モーターを用いても、CT200hが生み出す力は134馬力である。坂を上がる時やアクセルふを踏み込む時などに、このエンジンからの脱力感は最も感じられる。F SPORTについても、ギシギシとした振動があり、あまり十分なパワーが期待できないので、パワー重視の車を求めるのであれば、BMW3シリーズなどを購入する方が良い。

パワーに欠けるCT200hだが、ハンドリングについては落ち着きがあり、ステアリングも正確であり、鋭角の曲がり角でもドライバーは自信をもって操作できる。F SPORTを選べば、ハンドリングもサスペンションもアップグレードされ、反応も俊敏になる。しかし、乗り心地はややかたい印象になりがちであり、F SPORTを選ばない方が、快適さを維持することができる。

全体的に、パワーは求めていけないというのが結論だ。サイズやカーゴスペースの広さ、落ち着きのある走りなど、日常使いで安全に、快適に使うという目的に対しては適している。しかし、そこにワクワクするような走りは求められず、F SPORTもその実力を当てにはできない。ほんの少し、スポーティさも欲しいという程度であれば、F SPORTを選択する価値があるかもしれないが、スポーティさを明確に求めるのであれば、それはCT200hの仕事として向かないだろう。

ライバルとなる車は?

  • アウディA3
    より加速力があり、鋭いハンドリングを持ち、そして操作しやすいインフォテイメントシステムを求めるならA3がおすすめになる。A4は乗り心地の良さと品質の高いインテリアという魅力もあるので、強力なライバルといえるだろう。しかしながら、A3に関してはカーゴスペースがあまり広くなく、CTより容量が小さい。
    プラグインハイブリッドという選択肢でA3にはe-tronモデルが存在し、こちらはCT200hよりもパワーがある。
  • BMW3シリーズ
    もっとパワーがあり、小気味よいハンドリングが魅力の3シリーズ。リアシートについても十分な広さがある。また、ハイブリッドでなくともディーゼルエンジン搭載モデルが存在し、こちらは十分に燃費が良い。エンジンオプションの選択肢も幅広く存在している。
    ただし、ベースモデルでも400万円を超えてしまうので、CT200hに比べると価格がやや高くなるのが悩みどころかもしれない。

画像で確認

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