メルセデス・ベンツGLA(2017)試乗レビュー:コンパクトSUVランキング上位モデルの走り、燃費は?

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競争が激化しているサブコンパクト/コンパクトSUV市場。その中でベンツのGLAは2015年におけるサブコンパクトSUVランキング1位を獲得している。さて、その実力は?

ベンツGLA(2017)の総評

どの分野も妥協せず、ある程度までの力をつけておく。ベンツの多くの車にこの傾向はあるのだが、GLAもその例外でない。燃費の良さとハンドリングのキレの良さをバランス良く保っている。

ベンツのラインナップにSUVは計5種類(GLA、GLC、GLE、GLS、G)あるが、GLAはその中でも最も小型のSUVであり、上品さとともにラグジュアリーカーの中ではエントリーレベルの価格を有している。もし実用性を求めるのであれば、正直なところ、GLAのコンパクトすぎるサイズはおすすめできない。GLAのコンパクトさは、走りやすさという点ではフィットするが、人や荷物を運ぶという点では小さすぎるのだ。多くのサブコンパクトSUVにおいて当たり前のことではあるが、フロントシートが快適な一方、リアシートやカーゴスペースは狭い。

しかし、走る楽しさを感じられる車ではあるので、独身者やカップルのみの生活にはフィットするだろう。お金を出すのさえ惜しまなければ、AMGモデルも存在する。AMG GLA45であれば、このセグメントの中でも最も速い分類に入る車となる。

評価ポイント

  • パワフルなエンジン
  • キレの良いハンドリング
  • 豪華さのあるインテリア

マイナスポイント

  • カーゴスペースが狭い
  • リアシートも狭い
  • かたさのある走り

試乗レビュー

キャビンに使われている素材は上質であり、スタイリッシュなインテリア装備が目立つ。ベンツがSUVの改革を始めてからまだ2年程度なので、そこに古っぽさはない。ただし、上質でオシャレではあるが、ベンツの他の車を知っている人にとっては、他のモデルに比べてGLAがエントリーレベルなばかりに手抜きをされたと感じてしまうかもしれない。多少の質感の違いは出ている。

それでも大切なところはしっかり維持しているのが、GLAの褒めるべき点だろう。GLAは最新技術をしっかり採用されている。キャビンには当然多くの装備が存在する訳だが、これらについて最先端の技術を用い、安全で快適なカーライフを助けてくれている。例えば、2017年モデルではキーレスゴーが標準装備として導入されている。これはキーを身につけているだけでドアを開錠できるもの。また、自宅を出る前に車内を温めたり、あるいは冷やしたりしておくことが可能になった。Apple CarPlayやAndroid Autoも装備できる。なお、現在はキャンペーンでレーダーセーフティパッケージ(20万円相当)が無料でついてくるキャンペーンも行っているが、標準装備においても安全性能に関係するものがついている。

キャビンの広さについては課題がある。まず、カーゴスペースは残念ながらかなり小さい。サブコンパクトSUVの中でも小さい方であり、コンパクトハッチバックカーと比べてもこの積載量は劣っているといえる。フロントシートについては広さもあって快適で、しかも視野も広い。頭上も十分な余裕があり、この頭上のスペースについては多くのサブコンパクトSUVで課題として挙げられるので、その点は大きく評価できる。リアシートは足元が少々狭く、この点は多くのサブコンパクトSUVと変わらない。

続いて、パフォーマンス。ベースモデルのGLA180も上級グレードのGLA250も搭載エンジンは4気筒ターボチャージャー付きエンジンであるが、どちらも市街地走行でも高速道路の走行でも不自由なく走行する。特に、GLA250にスポーツドライビングモードを取り入れると0-100km/h加速に要する時間が7秒少々である。なお、GLA180は前輪駆動方式であるが、GLA250は四輪駆動方式である。トランスミッションは電子制御7速A/Tであり、便利な面もあるかもしれないが、市街地走行でゆっくり走行していると、トランスミッションも自動的に低速走行に合わせてしまうため、若干苛立ってしまう人もいるかもしれない。なお、燃費はGLA180で16.4km/L、GLA250で14.3km/Lであり、このセグメントにおいてはかなり優秀な値といえる。

最新技術を搭載し、ある程度上質な空間があり、また燃費も良い。ただし、広さについては課題が残るGLA。価格は358万円からである。

ライバルとなる車は?

  • ランドローバーのレンジローバーイヴォーク
    インテリアの品質がとても高いレンジローバーイヴォーク。上品なスタイリングと高品質な素材、GLAにもないようなリアシートのエンタテイメントシステム等もある。インテリアの豪華さだけでなく、オフロード性能も高い点も魅力的だ。特に、このセグメントにおいてこれだけ高いオフロード性能を持っている車は少ない。カーゴスペースもGLAより広く、価格を上乗せするだけの価値はあるだろう。
  • BMWのX1
    コーナーまで運転を楽しみたいと思うのであれば、たくましいハンドリングを持つX1がおすすめだ。反応の良いステアリングが鋭角のコーナーや凹凸のある道を思い切り楽しむことができる。ターボチャージャー付き4気筒エンジンはGLAのベースエンジンよりパワーがあり、素早い加速力を見せてくれる。また、カーゴスペースもサブコンパクトSUVの中では最も広い分類に入るだろう。さらに、リアシートまで広々としており、人も荷物も十分にのせることができる車といえる。

画像で確認

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