フォルクスワーゲンゴルフ(2017)試乗レビュー:定番人気のファミリカー、その価値は?

Volkswagen Golf - siebente Generation
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ファミリーカーとして定番のあるフォルクスワーゲンのゴルフ。SUV人気に押されることなく、安定した人気を維持しているその理由は?その価値は?

フォルクスワーゲンゴルフ(2017)の総評

種類が多く、競争率の高いコンパクトカー部門において、ゴルフは比較的パワーをできる車だろう。高速道路などの走行も全く問題ない。かといって、やかましい走りをする訳でもない。その走りは落ち着いており、滑らかさもある。そういった意味では走行性能のバランスがよくできた車といえる。

インテリアも広々としており、快適で、上品さがある。もちろん、最上級の高級感が味わえる訳ではないが、エントリーレベルのラグジュアリーカーといえる程度のものはある。装備も使い勝手の良いものが多く、そういう意味では中高年層においても使いやすい車といえるだろう。かといって古臭さが目立つ車でもない。Apple CarPlayなど若年層のユーザーにとっても嬉しい装備がされている。

完璧な車でもなければ、ラグジュアリーカーとしては多少物足りない点もあるかもしれないが、ファミリカーとしては十分実用性があり、価値ある車と判断して良いだろう。

評価ポイント

  • キレの良いハンドリング
  • パワフルなエンジンラインアップ
  • 上級なインテリア素材
  • 広いカーゴスペース

マイナスポイント

  • 停止からの走行がやや鈍い時もある

試乗レビュー

日本で販売されているゴルフのベースモデルのエンジンは1.2リッター直列4気筒ターボチャージャー付きエンジンであり、適度なパワーも加速力もある。高速道路では、ゆっくり走る車を追い抜くことが容易く、基本的な走行に問題はない。しかしながら、停止から走行開始に関しては少々ターボラグがあるように感じられ、スムーズな始動という点では課題もあった。

採用されているトランスミッションは7速GSD(R)トランスミッション。シフトチェンジに要する時間は最短わずか0.03~0.04秒(フォルクスワーゲン調べ)であり、極めて滑らかで順調に感じられた。一方、中古などでマニュアルのものを選択すると、ライバルに比べて古臭く、シフトチェンジもしにくいという評価が聞かれている。こだわってマニュアル車にしたいという場合には注意が必要だ。

燃費はベースモデルで21.0km/Lであり、コンパクトカーとしてはまずまずの値だろう。何せ、コンパクトカーという点では国産車にいくらでも燃費の良いものが存在することから、これが特別優秀だということはできない。しかし、海外メーカーの車や多くのラグジュアリーカーと比べれば、この値がなかなかの優秀ぶりだということが見えてくる。

加速力やパワー以外の走りの特徴を述べると、ゴルフは小回りが利き、ステアリングの反応も良く、そして落ち着いた走りをする。忙しい市街地でも曲がりくねった道でも、安定性があり、心地よくいられるのが大きな魅力だ。ただし、ステアリングの反応は曲がり角で少々鈍く感じられる時もある。それでも凹凸のある道ではしっかりとサスペンションが効き、走りを快適に、そして滑らかにしてくれている。ブレーキの効きも良い。

スポーティな、楽しい走りをしてくれるかと聞かれれば、それはライバルでよりスポーティな走りをしてくれる車がいるのも事実だが、安定性という点では十分な車といえるだろう。

キャビンの快適性もほどほどにある。ほぼ、エントリーレベルのラグジュアリーカーとほとんど同等のレベルと言って良い。柔らかさのある、ある程度高品質な素材を用いており、ダッシュボードやドアパネルもオシャレである。たとえ少々安い素材を使っていたとしても、その使い方が良いとも言えるかもしれない。上品さのあるキャビンとなっている。

キャビン内の装備は使い勝手も良い。ダッシュボードはドライバーに対して角度をつけて設置されており、空調の調節がしやすくなっている。また、インフォテイメントシステムもすぐメニュー画面が出て、大きめのバーチャルボタンが操作しやすい。こういう点では若年層にだけでなく、中高年層にも意識して買ってもらいたい車だ。

フロントシートは快適で、長距離の旅にも対応できる。ボルスターによる支えもありがたい。リアシートも十分な広さがあるが、からだの大きい大人にとっては高さという点で課題が出るかもしれない。外部の騒音対策はしっかりされており、走行中も静かな空間を楽しめる。

カーゴスペースの広さは十分だ。ほとんどのコンパクトカーと比較しても、ゴルフはカーゴスペースが広いといえるだろう。また、キャビンのいたるところに小物を入れる収納スペースがあり、大きな荷物も小さな荷物も収納しやすい。

結果として、ゴルフは走行機能の安定性としてもキャビンの居住性、使い勝手をとっても十分機能してくれる車であり、やはりファミリカーとしては価値ある車といえるだろう。価格は249万9,000円からである。

画像で確認

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