2017年新型ホンダアコード・ハイブリッドの走り・試乗レビュー

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走りを重視するユーザーはハイブリッド車に満足できないことが多いが、気持ち良く走れる2017年新型アコード・ハイブリッドなら欲求不満にならずに済むだろう。

2017アコードHV評価ポイント

  • フェイスリフトの出来栄えが良いエクステリア
  • ミディアムセダン・セグメントの中では最良の燃費
  • 先進的な安全装備ホンダセンシングを標準装備
  • HVシステムのパワー感とブレーキ操作性が良好

マイナスポイント

  • 4気筒ガソリンバージョンより割高な値段

総 評

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新しく見せようとするあまり格好良さを犠牲にしたようなデザインに出会うこともあるが、新型アコードはそのような罠にはまらず上手にフェイスリフトしていて好感が持てる。

フロントグリル、ヘッドライト、フォグライト、テールライトなどが新しくなっていて、その周辺もバランス感がとれるように変更されている。
見た目だけでなく軽量化のためにエンジンフードをアルミ化するなども実施している。 先進的な安全装備をひとまとめにしたホンダセンシングを標準装備にしているのも見逃せない。

燃費性能

ホンダは北米向けアコードの生産拠点を日本に戻すと同時にi-MMDハイブリッドシステムを改良した。 システム総合出力は16馬力増えて212馬力になった一方で、計測方法が厳しくなった新EPA燃費で 市街20.8km/Lおよび高速20.0km/L を達成。

ちなみに2015年型が市街21.3km/Lを達成していたのは旧計測方法によるものだ。

メカニズム

ホンダのiMMDハイブリッドシステムはアトキンソンサイクル4気筒ガソリンエンジン、発電機、駆動モータを組み合わせている。

走行モードはEV、HV、エンジンフル稼働の3パターンを使い分ける。

駆動モータは常に働いているが、エンジンと発電機は中・低速走行時には稼働と休止を繰り返し、高速走行時には常時稼働する。 駆動モータは前輪に直接つながっていて、機械的なトランスミッションは付いていない。 発電機と駆動モータが電気的なCVTの役割を果たしている。

安全装備

6エアーバッグ、リヤビューカメラ、駐車センサ、衝突警報&自動ブレーキ、レーン逸脱警報&レーンキープアシスト、アダプティブクルーズなどが用意されている。

グレード展開&プライス

アコード・ハイブリッドには複雑なオプションリストは存在せず、3つのグレードに集約されている。

  1. Hybrid(ベースグレード) 30,440ドル(約315万円)
    ホンダセンシング、 アダプティブクルーズ、 デュアルゾーンエアコン、 プッシュ式エンジンスタート、 10ウェイ・パワーアジャスト・ドライバーシート、 ブルートゥース、7インチディスプレイ、 リヤビューカメラ、 6スピーカーオーディオ、 USBポートなど
  2. EX-L(中級グレード) 33,740ドル(約350万円)
    さらに、パワームーンルーフ、 革巻ステアリングホイール、 自動減光バックミラー、 革張シート、 4ウェイ・パワーアジャスト・パッセンジャーシート、 ヒータ内蔵フロントシート、 アップルCarPlay、 アンドロイドAuto、 7スピーカーオーディオ(サブウーファー付)など
  3. Touring(上級グレード) 36,790ドル(約380万円)
    さらに、自動点灯ヘッドライト、 自動ハイビーム、 ヒータ内蔵リヤシート、 音声認識ナビなど

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試乗フィーリング

ベーシックな4気筒エンジン車よりも省燃費でありながら、V6エンジン車のような力強い加速感だった。 スポーツカーのような強烈な加速ではないが、普通のハイブリッド車を後に置き去りにしてしまうぐらい素早かった。

アクセルを深く踏み込むとエンジン回転が上がって音はやや気になったが、トランスミッションにCVTを使っている車と比べればそこまで極端ではなかった。 ハンドリングは通常のガソリンエンジンのアコードと同様に心地良かった。

ホンダの従来のハイブリッドはブレーキフィーリングにぎこちなさが残っていたが、新型アコードはすぐ気付くほど滑らかなフィーリングに改善されていた。 間違いなくファン・トゥー・ドライブに仕上げられたハイブリッドだ。

ライバルは?

  1. 2017年型フォード・フュージョン・ハイブリッド
    流麗なスタイリング、高級感があるインテリア、期待以上の性能が見事に調和している。 燃費性能はアコード・ハイブリッドには及ばないがトップレベルである。
  2. 2016年型ヒュンダイ・ソナタ・ハイブリッド
    フルモデルチェンジしたソナタ・ハイブリッドは燃費性能が向上して、中型ハイブリッドセダンとして良好なレベルである。 車内は前モデルより広くなっていて品質感も向上している。
  3. 2017年型トヨタ・カムリ・ハイブリッド
    フュージョン・ハイブリッドやソナタ・ハイブリッドと比べて燃費性能は大差ないが、車内の広さ、快適性、ハンドリングの良さなどを含む総合評価は一歩リードしている。

まとめ

ミディアムセダンの購入を前提としつつ、化石燃料の消費を減らしてCO2を削減することにも貢献したいなら、低燃費とパワーを両立しているアコード・ハイブリッドはぴったりだ。

そうは言っても、ガソリン価格が以前より下がってきた最近では踏み切れないユーザーもいるかもしれない。 7,000ドル(約70万円)高くなるHV仕様に対する投資の元を取り戻せるのは、何年も走った後になってしまうからだ。

しかし、単なる経済性の追求だけでなく、走りの良さと社会貢献を両立してみせたホンダの心意気に賛同するユーザーであれば、アコード・ハイブリッドは一押しだ。

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