フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」(20​11年~)試乗レビュー:ニュービートルと​どちらにすべき?

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個性的なフォルムと独自の存在感で根強い人気を誇るビートル。その中でも初代ビートル(タイプ1)、ニュービートルに続いて2011年に発売されたのがザ・ビートル。今でも販売されているこのモデルのスタイル、走りから中古車情報まで幅広くご紹介したい。

総評

デザイン性ばかりが注目され、走りは大したことがないと思われがちなビートル。しかし、日常生活で乗る分には十分なパワーを備えている。そのフォルムが理由で燃費がイマイチで後部座席も狭いが、それを補うだけよスタイルを備えている一台だ。

先代にあたるニュービートルよりも、むしろ初代ビートルに近い雰囲気を備えたそのデザイン。他方で、車高が低くなり全長が長くなったこともあり、どこか「クルマっぽさ」「マシンっぽさ」が増しているため、ニュービートルとどちらが好みか、スタイルを見比べてから選ぶことをお勧めしたい。

“Ride, acceleration and handling: It gets very good marks in all three. Normal drivers, those of us who don’t imagine public roads as race tracks, will have no problems with this one.” — The Washington Post (2012)
乗り心地、加速、ハンドリング。どれを取っても、よくできた一台だ。普段の道をレース用の道だとは思わない、普通のドラバーなら、このクルマで何も問題はないだろう。

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評価ポイント

  • 個性的なデザイン
  • ターボによる軽快な走り

マイナスポイント

  • 狭い荷物スペース
  • サイズの割に低い燃費性能

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試乗レビュー

1938年から2003年まで販売されていた初代ビートル、1998年から2010年まで販売されていたニュービートルに続き、2011年から現在まで販売されているのがザ・ビートル。きれいな半円を描くような形だったニュービートルに対し、車高が低くなりリアにかてけのラインがなだらかになったザ・ビートル。またボンネットの存在感が強調され、その点では初代ビートルに回帰するような雰囲気を湛えているのが、ザ・ビートルの特徴である。

そのベーシックなエンジンは1.2リッター直列4気筒ターボ付き。加速という点ではソコソコだが、エンジンサイズの割にパワーは充分燃費はJC08モードで17.6km/Lと、低い数値ではないが、クルマのサイズや他のクルマの燃費性能を見るもやや物足りない印象もある。もっとスポーティーでパワフルな走りを求めるなら、上級グレードであるR-LINEという選択肢もある。

走りはすごく俊敏という訳ではない。しかし乗り心地は落ち着いており、「個性的なスタイルを備えたクルマは乗り心地がイマイチ」というイメージを良い意味で裏切ってくれる。上級グレードなら、これに更なるアジリティが加わる。

インテリアは初代ビートルのテイストを引き継ぎ、また良質なマテリアルを使っているため、デザイン性を備えつつも上質な空間に仕上がっている。シートはクロスが基本だが、グレードやオプション次第で合皮や本革にも変更できる。フォルムが円弧を描くような形をしているため、後部座席は頭上スペースにはあまり余裕がなく、その後ろにあたる荷物スペースも狭いが、ビートルらしさの代償だと諦めるべきだろう。

2011年に発売されて以来、今日に至るまで大きなモデルチェンジはなされていない。ただし様々な機会に限定モデルが販売されており、限定のカラーなども登場している。スタイルが魅力の一台だけに、中古でしか手に入らない限定カラーもチェックした上で、自分好みの一台を見極めてほしい。

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