今注目されているトヨタの新SUV、C-HR(2017)レビュー:TNGAって?その実力は?

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今月14日よりトヨタが販売を開始したSUV、C-HR。コマーシャルでよく見られているだけでなく、販売前からトヨタは様々な形でプロモーションを行ってきていたが、果たしてC-HRとはどのような車なのか。

C-HRの基本データ

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  • 新車価格:2,516,400円(ベースモデルS-Tの場合)~
  • サイズ :全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,565mm
  • 燃  費:15.4km/L(S-Tモデル、G-Tモデルの場合)30.2km/L(Gモデル、Sモデルの場合)

まず、目に飛び込んでくるのはその印象的なデザインだろう。デザイナーの想いを忠実に再現することを目指してきたという外観デザインは、まさにこれまでのランドクルーザーなどとはまた違う、近代的なデザインだ。「センシュアル スピード-クロス」(大人の感性に響く造りこみ・ キビキビとしたスピード感あふれるキャビン&ボディ・SUVのたくましい足回り)をキーワードに、スピード感あるキャビン形状、彫刻的な面造形、ダイヤモンドをモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比など、独創的なスタイルとなっている。

C-HRのトリムグレードは全部で4種類。上級グレードか基本グレードか、そしてハイブリッドかダウンサイズターボかの選択になっている。

  • S-T(2,516,400円~)
    ベースモデルであり、1.2リッター直噴ターボエンジン(そもそも、S-Tの「T」はターボを意味している)を搭載している。燃費は15.4km/LとSUVの中では比較的優秀な値といえる。駆動方式は四輪駆動方式、トランスミッションは自動無段変速機搭載、最高出力85kW、最大トルク185Nmである。
  • S(2,646,000円~)
    1.8リッターガソリンエンジンとモーターを備えたハイブリットモデルであり、燃費は30.2km/Lとこのクラスでもトップクラスの値である。駆動方式は二輪駆動方式、トランスミッションは電気式無段変速機搭載、パワーはS-Tよりも少々劣る程度である。
  • G-T(2,775,600円~)
    単純に言えば、Sの上級版がGシリーズである。G-Tの基本性能はS-Tと変わらないが、フォグランプやホイールをはじめ、様々な装備が充実し、よりスタイリッシュになっているのがG-Tである。
  • G(2,905,200円~)
    こちらも、基本性能はSと変わらない。装備面等が充実している。

プリウスに続く、TNGA第2弾

今回、C-HRが注目されている理由の一つがトヨタの提供する「TNGA」第2弾の自動車であるということである。

そもそもTNGAというのが分かりにくいかもしれないが、これは「Toyota New Global Architecture(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の略であり、大幅な商品力向上と原価低減を同時に達成するクルマ作りを目指してトヨタが導入した取り組み、あるいは方針のことを指す。取り組みの内容を簡潔に言えば、これまで個別車種ごとに企画・開発されてきた車を、TNGAでは基本部分の競争力を世界トップレベルにまで引き上げたうえで、複数の車種を同時に企画・開発していくというものだ。これにより様々な部品が複数の自動車で共有できることになり、コストも下がる。また、基本段階で商品力の向上にも取り組むので、自動車の性能向上も期待できる。

このTNGAには、まず基本となるプラットフォームがある。このプラットフォームは快適なドライビングポジションを容易に設定することができる、安定した走行性能でよりドライバーの理想に近い走行が可能となる、高い静粛性能が実現できる、高い燃費性能と加速性能が実現できるといったメリットがある。

このTNGA第1弾の車が、新型プリウスであった。新型プリウスもその燃費性能で世界を驚かせただけでなく、静かな走りに安定した走行性能と大きな人気を呼んだ。C-HRはこの新型プリウスと同じプラットフォームを利用しているが、そこからSUVとして差別化をはかるために細かな段階を踏んでいる。2016年5月にはドイツで開催された第44回ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦し、完走を果たしている丈夫さを持つ車だ。

C-HRの主な特徴

以下は、トヨタがC-HR発表時に挙げた(トヨタグローバルニュースルームより抜粋)C-HRの特徴である。

  • TNGAがもたらす高い基本性能に、運動性能を高める「味付け」を施し「我が意の走り」を実現
  • TOYOTA独自のエモーショナルなデザイン表現により、軽快さと力強さが大胆に融合した個性際立つスタイリングを実現
  • インテリアは、質感・形状・色など細部にこだわり大人の感性に響く意匠を追求したほか、メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置するなど、運転に集中できるドライバーズ空間を実現
  • 高効率・小型・軽量化を追求したハイブリッドシステムを搭載し、ハイブリッド車はクラストップレベルの30.2km/Lを実現
  • 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備し、安全運転支援に貢献

ライバルとなる車は?

ライバルとなる車としては、ホンダのヴェゼルマツダのCX-3が挙げられている。同じ国産の優秀なSUVが第一関門となりそうだ。

とはいえ、価格としては250万円台後半から300万円近くになるので、そう遠くはない価格帯の車にベンツGLAなども入ってくる。国産の自動車と輸入車で比較する人はあまり多くないかもしれないが、その性能が十分に良ければ、ドイツ御三家のコンパクトSUVを脅かす存在になるかもしれない。

画像で確認

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