フィアット500(2017)試乗レビュー:愛らしさ抜群で使い勝手の良いコンパクトカー

001_o
Share this ! ! Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

独特な丸みのあるデザインに鮮やかなボディカラーと女性に大人気なフィアット。近年は女性に限らず、都市部での生活において使い勝手が良いと男性の顧客も増えているようだ。

フィアット500(2017)の総評

子犬のような愛らしい印象のフィアット500は、やはり都市部で車を持ちたいという人におすすめの車だろう。その個性あるデザインにせよ、都市部だからこそ生かされる快活な走りぶりなど、都市部の人々にはMINI以上に愛される存在となりそうだ。しかしながら、狭い道路状況などには対応できても、広さという点での実用性は望めない。また、高速道路などの走行にも向かない。また、インテリアなどもCaxuryが普段取り扱っている他の車に比べれば安っぽくなってしまう。

サブコンパクトカーとして、都市生活の相棒としてはおすすめのフィアット500だが、高速道路の利用が多い人やよほどの都市部に住んでいる人でない場合には、実用性の点からはおすすめできない。あとは、最も安いモデルは200万円以下で購入できてしまうので、セカンドカーとしての購入という選択肢はあるかもしれない。

評価ポイント

  • 使いやすいインフォテイメントシステム
  • 都市部だからこそ実現する生き生きとした走り

マイナスポイント

  • ベースモデルのエンジンはパワー不足
  • 頭上やリアシートに広さがない
  • 少々安っぽく感じられるインテリア素材

試乗レビュー

まず、インテリアに関していえば、安っぽさがあるものの、ポップで愛らしい印象だ。

キャビンを見てすぐに、フィアット500にいかにイタリアンスタイルが影響しているか、すぐに見て取れる。上品さはないが、ファッショナブルなインテリアの拘りは細部まで行き渡っている。MINIほどではないが、鮮やかなボディカラーとともに、インテリアのカラーも選ぶことができるので、お洒落を気にする人にとっては購入の時点で本当にウキウキしてしまいそうになる、楽しい空間となっている。

グレードは大きく分けて2段階であり、500Popと500TwinAirがあり、TwinAirの中にPopとLoungeがある。ベースモデルの500Popと500TwinAir Loungeでは新車価格に60万円ほどの差額があり、それぞれで標準装備も異なってくるので細かくチェックしておきたいところだ。なお、標準装備の中には5インチのタッチスクリーンから成るインフォテイメントシステムやオーディオ/ハンズフリーコントローラー、Bluetooth、USBポートなどがあり、キーレスでの出入りも可能である。オプションでも様々な選択肢があるので、新車価格があまり高くない分だけ、オプションでより拘りのある一台にしても良いだろう

インテリアは少々安っぽいと評したが、それは技術の欠落を意味するものでなく、あくまで素材の問題だ。例えばインフォテイメントシステムについていえば、5インチとあまり大きさはないものの、スマートフォンと同様に直感的に操作することができ、十分使い勝手が良い。スマートフォンとの連携も十分できる。そう言った意味ではかなり若者向けの車かもしれない。

フィアット500は4人乗りの車である。フロントシートについては十分なスペースがあるものの、リアシートについては決して快適でなく、頭上に至ってはさらに狭さを感じてしまう。広さについてはかなりの課題があり、独身者、夫婦/カップルのみ、子どもはいても幼い子どもという組み合わせが限界だろう。カーゴスペースもあまり広くないため、ある程度積み込む形での買い物をする場合にはリアシートを倒す必要が出てくる。

パフォーマンスは、やはり都市部を元気よく進む分に対してのみ完璧と言える。操作は簡単で狭い駐車スペースなどでも容易に対応できる小ささは都市部で使い勝手が良い。しかしながら、もっと広い道を走りたい、構想道路を走行したいという場合には、少なくともターボ付きのTwinAirを選ばなければいけないだろう。ベースエンジンではわずか101馬力のパワーしか生み出せないため、物足りないと感じる人が多いだろう。ターボ付きのエンジンであれば、160馬力までパワーを伸ばすことができる。こちらの方が加速力も良い。

燃費は19.4-24.0km/Lと、このサイズの車としては平均的だろう。ちなみにベースモデルに比べてTwinAirの方が燃費が良いので、金銭的に余裕のある人はぜひTwinAirを購入すると良いだろう。

ライバルとなる車は?

最大のライバルは、同じく独自の丸みを帯びたフォルムが特徴のフォルクスワーゲン、ザ・ビートルだろう。

ビートルは同じサブコンパクトカーの分類に入るが、こちらはパワーも妥協しておらず、ベースエンジンでも170馬力程度のパワーは生み出してくれる。また、上級グレードを選べばよりハイパワーを望むことができ、ターボエンジン搭載モデルも存在する。ただし、その分だけ価格が上がることは注意しておきたい。駐車場代をはじめとする維持費の問題も考えて、より都市生活にフィットさせたいのであればフィアット、多少なりとも遠出を楽しんだりしたいのであればビートルをおすすめする。

画像で確認

2fiat5002016

color_500pop_1

01_miti_crescono

おすすめの記事

Share this ! ! Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+

関連エントリー